一関市「花泉図書館」の設計を手掛け、 このほど無事に完成し、開館いたしました。
花泉図書館の基本理念は
- 子どもからお年寄りまでが集う、かわりやすく、つかいやすい図書館
- 市民の多岐にわたる学習要求に配慮した図書館
- 花の豊かなまち「花泉」のシンボルとなる図書館
- 地域の特性や歴史文化の特徴を発信する図書館
を基本理念に、平成21年12月にプロポーザルにより当事務所が基本設計の委託を受け、平成25年7月31日に建設工事が完了、平成25年9月14日に開館いたしました。
花泉図書館の概要
- 敷地面積:3,171.51m²
- 建物面積:1,191.98m²
- 床面積:999.45m²
- 構造規模:木造平屋建て
- 使用材料:カラマツ集成材、スギ集成材・製材(一関市内産材使用)
外観のコンセプト:フラワーバスケットと2つの翼
“花と泉”にふさわしい図書館のシンボルを、多種多様な花で溢れる花籠「フラワーバスケット」とします。
同時に、この「フラワーバスケット」は歴史文化の一つでもある「互市(たがいち)」を象徴しております。「互市」は地域の発展の象徴といえ、多種多様な人々が知識や情報を持ち寄り、交換することによって、新しい世界や過去・未来に思いをいだき、心が豊かになるものでもあります。
この「互市」の「知識や情報の集積の場」「人々の向上心」という2つの要素を「フラワーバスケット」の両翼とし、大きな翼で世界に翔ばくこと。つまり“花と泉のまち”が発展するイメージを建築形態のコンセプトとしました。